低身長症とは?

身長が伸びない病気として知られる「低身長症」も、発育不全の一例として挙げられます。低身長症には、体質性の低身長や、家族性低身長(小柄な体型が遺伝するもの)など、病的でないものもありますが、成長ホルモン分泌不全や、染色体異常、腎不全や骨の疾患などが原因となって起こることもあります。

病的な低身長症のうち、成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群、慢性腎不全による低身長、SGA性低身長(出生時に身長が低く2~3歳になっても標準的な身長に追いつかない)、軟骨異栄養症、以上の6つの疾患には、成長ホルモン注射による治療が有効で、早期に治療を開始することによって、多くの場合が標準的な身長まで成長させることが可能です。

アルゼンチン代表のサッカー選手に、メッシという選手がいます。近年活躍が目立ち、世界中で人気が爆発している選手ですが、彼はかつて成長ホルモン分泌不全性の低身長症で、成長ホルモン注射による治療を行っていました。11歳で治療を開始し、13歳のときには身長143cmでしたが、成人した今では170cmまで伸びています。

低身長症の治療は、骨の成長が止まる前、できれば骨年齢10歳以下で始めるのが好ましいとされています。身長が極端に低い、身長の伸びが悪いなどの症状があれば、なるべく早く医師の診察を受けることをお勧めします。

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